本「地下鉄(メトロ)に乗って(浅田 次郎)」

2007年09月23日

町に地下鉄がやってきたその日、真次は不思議な錯覚に捉われる。ホームに立ちつくす自分を、もうひとりの自分が地下鉄の窓の中から見つめているのだ…。愛と冒険の傑作ファンタジー。書下しロングエッセイを収録。
(アマゾン抜粋)

先日
観た映画「地下鉄(メトロ)に乗って」の原作。

映画版のある出来事があまりにショックで、映画の流れからはどうしても納得いかなかった。
もしかしたら原作なら、もっと理解できるかも?と原作を借りて読んでみました。

やっぱり原作のほうが納得できます。
というか映画とはストーリー的には同じですが、細かい心理描写や、みちこの描写が映画では少なかったのに比べて、原作ではしっかりこちらのほうも書かれています。
私の勝手な印象では、映画のほうは主人公「真次」と父親との確執と和解がメインになっているんだけど、原作のほうはそのことよりも真次とみちことの関係、二人の父親・母親との関係に
重きを置いているような気がしました。
なのでれいの納得いかないシーンも、原作では納得できるかな〜と。

映画は全体的にハッピーエンドに向かいつつある中での、れいのシーンがあって
気分的にどん底に落とされた感じがしました。
ラストはハッピーエンド的な終わり方だけど、とっても後味が悪い。
原作は全体的に重いので、そのシーンも大して気にならないんですよね。
表現の仕方でこんなに変わっちゃうんだな〜って思いました。

映画を観て納得いかなかった方、原作も読むことお勧めします。

★★★
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