本「生きながら火に焼かれて(スアド)」(ノンフィクション)

2007年10月31日

中東シスヨルダンの小さな村。学校にも通わず、鞭で打たれながら奴隷のように働く17歳の少女スアド。恋愛は死に値する行為と知りながら、恋する気持ちは止められなかった。今なお虐待と死の危険にさらされている女性たちの、衝撃の記録。 (アマゾン抜粋)

とにかく、目を覆いたくなる(本だけど)シーンの数々。
これがフィクションでなくて、実際に行われている国があるという事実に震えがとまらない・・・。

女性が家畜以下に扱われる。
生まれた赤ちゃんが女の子だと、母親によって生まれた瞬間に殺される。
自由は一切なし。外出も仕事以外禁止。
親が決めた男性と年功序列で結婚し、女性は男の子を産むことだけのために生かされているようなもの。
恋愛は禁止。
何か親に対して反抗すれば、いとも簡単に殺される。
それだけ女性の存在価値はないに等しい。

そんな村に生まれた筆者のスアドは、17歳のとき恋をし妊娠した。
親に内緒で男性と会っただけでも許されないこと。
妊娠したことでその家の名誉を傷つけられたと、火あぶりにされた。
この村では男性がこのように女性を殺しても、なんの罪もきせられない。むしろ英雄扱いをされるという。

スアドは運良くボランティア団体の女性に助けられ、身元を隠して
ヨーロッパに逃げ、今は幸せに暮らしているが、村の人々はスアドが死んだものと思っている。
もし生きていることを知れば探し出され殺されるという。
こんな生活を送っている国がまだあるとは・・・。
その事実に本当になんとも言えない気持ちがこみ上げてくる。

子供を持つ親として、どうしてお腹を痛めて生まれてきたわが子を殺せる母親がいるということが信じられない。
父親にしてもそうだ。
でも子供のころからそれが当たり前だと育てられた。
心がゆがんでしまっている状態が普通になっているんだな。

こんな悲しい人たちがまだまだこの世界には多くいることが悲しい。
早くそれが間違いだと気づいてほしいと切に思います。

この本はいつも行く美容院で借りました。
数年前この本の発売当初、気になって何度も本屋で手に取った私。
でも怖い・・・という気持ちが大きくて読むにいたらなかった。
でもここでこうして出会って、美容院のオーナーにも薦められて
読むにいたったわけだけど、こういう人たちがいるということを
知ることができただけでも、読んでよかったと思います。

★★★★



本「Your Voice 君の声に恋して(新津 きよみ)」(ミステリー)

2007年10月29日

岡里菜は、新任の美術教師。初めて受け持った中学校で、思いがけない「声」を耳にする。忘れられるはずがない。2年前に何者かに殺された、最愛の恋人と同じ声―。声の持ち主である男子生徒は、里菜と同様に絵画を愛しているが、彼にはある特殊な能力が備わっていた。二人は教師と生徒という壁を越えて、心を通わせていく。さまざまな世代の揺れる心を優しく見つめ、丁寧にすくいあげた、サスペンス・ミステリー。(楽天抜粋)

これは単なるサスペンス・ミステリーではないような気がします。
切ないラブストーリーでもあり、ファンタジーでもあり。

恋人を殺された女性教師と、その恋人の声にそっくりな教え子の男子生徒。
そしてその男子生徒を好きな従妹の女子中学生。
この三人の微妙な心が、なんとも切なくて、前回の作品が私的には
今ひとつだったにもかかわらず、かなり引き込まれて読めました。

これも恋人が殺された事件がひとつ起こるだけで、後は特に事件が起こるわけではない。
私の知っている範囲での、新津きよみさんのイメージではないが
これはとても好きな作品でした。

結果、この事件は解決するのだけど、いい意味でこの三人のその後を
知りたくなる、続きを読んでみたくなる作品でした。

★★★★

本「ハッピーエンドにさよならを(歌野晶午)」(ミステリー)

2007年10月23日

事件の裏には多種多様な殺意が存在する――。一風変わった殺人の動機に焦点を当てる著者初の短編作品集。(アマゾン抜粋)

歌野晶午も好きな作家さんで、新作が出るとほぼ読んでいますが、私の中ではあまり印象に残っている作品は無い(汗)
でも前作の「密室殺人ゲーム王手飛車取り」はあまりにも私の嫌悪する部分にヒットして、珍しくギブアップしたので違った意味で印象に残っている。

そんな歌野さんの新作。前作のことがあるのでちょっと躊躇したけど、やっぱり借りて読んでみた。
今回は珍しく短編集。しかも私の好きな、最後に落ちがあるパターン。
どことなく折原一を思い起こさせる作品で、読みやすかったし面白かったしこれは好きです。

タイトル通り、すべてがハッピーエンドではない終わり方。
だけど不思議とこれは後味悪くなかったの。
救いようが無いものも多いけど、嫌悪感は残りませんでした。
この話は、どんな落ちなのか?って推理しながら読むのも楽しかった。
中にはこうなるだろうと、簡単に予想できるものもあったりしましたが。

またちょっと歌野熱が上がりそうな予感。

★★★★

本「暮らし上手の小さなヒント」

2007年10月15日

ESSEでおなじみのカリスマ節約主婦「若松美穂」さんのこの本
ちゃっかり図書館に購入希望出して借りちゃいました♪

カリスマ主婦って・・・。
今ではこうやって普通の人が、雑誌に投稿したりブログで有名になって
本を出すケースが増えてますね〜
昔は有名になるのって本当に大変だったと思うけどな〜
時代は変わったなあ〜とつくづく思うわ。

私はESSEをずっと買っているので、この方が出てきたときのことも
覚えてます。
最初から何かひきつけられるものあったような・・・。
投稿する人って結構多いと思うし、雑誌に載る人のことは読む方も
よっぽどじゃないと覚えてないのにこの人は違ったな〜
見た目もあるのかもしれないけど・・・。

美穂さんの節約術が沢山載ってますが、ESSEを読んでいる人には
「これ見たことある〜」って言うのばかりだと思います。
私がかなり前、真似させてもらったフェルトでつくるしおり。
これもこの方。
節約といっても、せこせこした感じではなくて、おしゃれに楽しくって
感じでかなり見習いたいかな。

★★★

本「お母さんに会いたい」

2007年10月10日
お母さんに会いたい お母さんに会いたい
あおば出版 (2005/04/22)
あおば出版

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お母さんに会いたい
亡くなってからもう7年経つのに
無理だってわかってるのに会いたい
子供を見せたい

会いたい
会いたい・・・以下略
(本文より抜粋)

この本とは、ちょうど母と喧嘩し「どうして喧嘩ばかりしてしまうんだろう」と悩んでいるときに出会いました。
あまり大きくない本屋さんで、平積みにされているわけでもなく、特に目立って置かれてたわけでもなく、一冊だけ普通に他の本に挟まって本棚に並んでいたのだけど、自然と目に留まり気がつけば手にとっていました。

何故かすっごくひきつけられて、手にとってその場で少し立ち読みしました。
そしたら泣けてきちゃって・・・。

これは、2チャンネルの既婚女性板に立ち上がった上記のスレッドがきっかけで生まれた本です。
このスレッドに共感する、同じように母親を亡くした女性たちによってこのスレッドはどんどん伸びて行ったそうです。

私にはありがたいことに母親は健在です。
しかも近くに住んでいるので、会いたいときに会いにいけます。
でも会えば喧嘩ばかり。お互い言いたいことばかり言って思いやる気持ちがないのが原因。
そんなときにこの本に出会って読みましたが、涙があふれてとまりませんでした。

私は今、母が元気だから言いたいことを言っても大丈夫だと思っているけど、このままだときっと母が亡くなった時、きっと残りの人生後悔してばかりになるでしょう。
もっと親孝行しなくちゃ。ありがとうと言わなくちゃ。ってこの本を読んで改めて気づかされました。
わがままばかり言っていたら、このように甘えたくても甘えられない人たちに申し訳ない・・・とも思いました。
そして息子に対しても、この本に出てくる素敵なお母さんたちのような存在になれるよう努力しなくちゃとも思いました。
そんなことを気づかせてくれる一冊でした。

この本は、同じようにお母さんを亡くされた女性に読んでもらって、同じように感じている人が沢山いることを知ってもらいたいし、逆に私のように母親にわがままばかり・・・という人にもぜひ読んでもらいたいです。
とにかく男女問わず皆さんに読んでもらえたら・・・って思う一冊でした。

★★★★★

本「暮らしのまんなかからはじめるインテリア」

2007年10月08日

コチラの本、本屋さんで見かけたときから気になってました(そんなのばっかりだね)天然生活の別冊です。
今の段階で1〜3まで出ています。
とりあえず全部図書館に予約して、最初に来たのが「1」でした。

以前紹介した「暮らしのおへそ」とちょっと似た感じかな。
暮らしのおへそは、その人の毎日の生活のこだわりが書いてありますが、こちらはそれに家が基になっていると言うか、家を中心とした生活のこだわりが書かれています。

こちらはインテリアとか収納の仕方とか、飾り方とかも参考になることがあって、こちらも非常に私にとってはためになる一冊でした。
一軒家だけではなく、マンションや公団暮らしの方もいて、いろんな人が楽しめると思います。

★★★★★

海外ドラマ「ER12」(ネタばれあり)

2007年10月05日
ER緊急救命室XII 〈トゥエルブ〉コレクターズセット(6枚組) ER緊急救命室XII 〈トゥエルブ〉コレクターズセット(6枚組)
ゴラン・ヴィシュニック.モーラ・ティアニー.ローラ・イネス.メキー・ファイファー.パーミンダ・ナーグラ.リンダ・カーデリーニ.シェーン・ウエスト. (2007/11/09)
ワーナー・ホーム・ビデオ

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9月に終了した「ER12」。やっと見終わりました。
前回のシリーズは、昔からのキャストがいなくなってどうも見る気力がうせてしまって途中でリタイヤしちゃいました。

このシリーズも見るのやめようかと思ったんですが、雑誌か何かに
このシリーズは今までの中で一番ドラマチックというか衝撃的というようなことが書いてあって、それを期待しながら見続けました。

どこにあるのかな〜?なんて思いながらも、段々新しいキャストにも慣れてきた終盤。
ついに最終回とその前週。すごい事が起こっちゃいました!

いつかこうなるかも?って思ってたマイケル・ガラントが戦死。
そしてERでは銃撃戦が繰り広げられ、アビーやジェリーが大変なことに!
そしてコバッチュも・・・。
サムもどうなっちゃうんだろう・・・
そしてそこで12終了〜。
おいおいどうなるの〜!!こんなところで終わってさ〜!!

いつもいつもERはクリフハンガーで終わるけど、今回はほんとアビーが心配で心配で。
来年の4月が待ち遠しいです。

明日からNHKでER11の再放送が始まります。
もう一度見直そうと思います。

★★★★★

映画「ウォーク・ザ・ライン」

2007年10月04日
ウォーク・ザ・ライン 君につづく道 特別編 ウォーク・ザ・ライン 君につづく道 特別編
ホアキン・フェニックス、リーズ・ウィザースプーン 他 (2006/10/27)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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1944年、アメリカ。12歳のジョニーは兄のジャックと共に両親の畑仕事を手伝っていた。しかし、一家の貧しい生活は一向に楽にならず、父は酒に溺れる日々だった。そんなジョニーの心のなぐさめとなったのは、兄ジャックの優しさと、ラジオから流れてくるゴスペルやカントリー音楽だった。ある時、最愛の兄が突然の事故でこの世を去ってしまう。出来のいい息子を失ったショックでますます荒れる父親とジョニーとの確執は広がっていく。そして、空軍に入隊したジョニーは実家を離れ、ドイツに駐屯する。除隊後に初恋の女性ヴィヴィアンと結婚、子供も授かった。訪問セールスの仕事の合間に友人とゴスペル・バンドを組んで音楽を楽しむジョニーだったが、家計は苦しく、徐々に夫婦の仲も冷え切っていく。
そんなある日、ジョニーは街角で偶然見かけたレコード会社で、オーディションの機会を得る。そこで空軍時代に書いた囚人の心の叫びとも言える歌を熱唱し、その実力を認められる。そして瞬く間にプロのミュージシャンとしての第一歩を踏み出すことになった。早速、同じレコード会社のジェリー・リー・ルイスやエルヴィス・プレスリーらと全米中をツアーでまわっていた時、ジョニーは少年時代からの憧れだったジューン・カーターと出会い、すぐに意気投合する。この出会いが、これからの彼らの長い運命の始まりとなるのだった……
(アマゾン抜粋)

1950年代にプレスリーらと共にロカビリーの黄金時代を築き上げた伝説のシンガー、ジョニー・キャッシュの真実を描いています。
ジューン・カーターとの運命の出会いや、麻薬におぼれ妻との離婚や
ロックスターにつきものの、波乱にとんだ人生。

この話は特に大きく盛り上がるクライマックス的な場面はありませんが、主役のホアキン・フェニックスリーズ・ウィザースプーンの演技と歌唱力ですごく引き込まれ感動させられます。

この二人本当に歌が上手。声もいいし、歌手としてもやっていけそうなくらい・・・。
吹き替えじゃないんですって!

この映画でリーズがオスカー獲ったんですよね。
コレを見れば納得です。
実はリーズもホアキンもちょっと苦手だった。二人とも顔がくどいし
ちょっと癖があるからね〜。
でもこの映画を見たら、二人を見直してしまいました。

ほんと心にずんと来る映画でした。

★★★

本「根本のもと(根本 きこ)」

2007年10月03日

料理とレシピ、台所道具、器、インテリア、手作り。私の暮らしには静かなルールがあります…。フードコーディネーターである著者の素(もと)がつまった一冊。 (アマゾン抜粋)

根本きこさんの好きなもの、こだわりが垣間見られる一冊です。
お料理のレシピなんかも載っていましたよ〜

★★★

本「疑惑(折原 一)」(ミステリー)

2007年10月01日
疑惑疑惑
(2007/06)
折原 一

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振り込め詐欺、放火、騒音おばさん…あなたのそばにひそむ悪意を描いて大好評『冤罪者』『失踪者』シリーズの姉妹篇ともいうべきミステリー作品集。「黙の家」を特別収録。(ヤフー抜粋)

折原一の最新作を読みました。
この「疑惑」は短編集です。

なので折原一初心者の方でも読みやすいと思います。

毎度毎度「またやられたよ〜」って感じの折原一作品ですが
これはトリックもなんとな〜く分ってしまうような感じなので
気楽に楽しめました。

最近ちょっと、折原一さんの作品を読むと、頭が膿んでしまうような
ことが多々あり。
これは久しぶりに何も考えずに楽しめました。


★★★
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